デイサービスの入浴介助ってどんなことをするの?メリット・デメリットや利用の流れを解説

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デイサービスの入浴介助ってどんなことをするの?メリット・デメリットや利用の流れを解説

デイサービスの入浴介助ってどんなことをするの?メリット・デメリットや利用の流れを解説

自宅で入浴するのが難しくなってきたので、デイサービスに行ってほしいけれど、一日の利用は難しそう・・・せめて、入浴だけでもできないかな?と、お悩みのご家族もいらっしゃるのではないでしょうか?

事業所によってサービス内容の違いはありますが、多くのデイサービスで入浴サービスを受けることが可能です。また、事業所によっては、入浴のみのサービスを提供している施設もあります。

今回は、デイサービスで入浴サービスを利用する場合の利用方法や、お風呂の種類などご紹介します。

デイサービスの入浴について

デイサービスでの入浴介助の目的は、主に、清潔保持と、リフレッシュができるというものがあります。それぞれ詳しく解説します。

清潔保持

適度に入浴サービスを受けることで、身体の清潔を保持できます。入浴しない日が続くと、皮膚に汚れがついた状態となり、床ずれや尿路感染症を引き起こす原因となります。
また、入浴する機会が増えることで、全身のチェックができ、皮膚疾患や病気の早期発見が可能です。

リフレッシュ

入浴することで、副交感神経が刺激され、リラックスした状態が作れます。また、温かいお湯につかることで血管が拡張し、循環が促進され、新陳代謝が高くなることで、疲労回復に効果的です。

デイサービスで入浴のみ利用することは可能?

事業所によっては、入浴のみ利用することも可能です。ただし、要介護状態であるという条件が必要です。要介護状態とは、一人で身の回りのことが難しく、介護が必要な状態を指します。

つまり、デイサービスで入浴のみ利用する場合は、一人での入浴が困難な方を対象としています。

入浴特化型デイサービスも

「入浴特化型」と言われ、入浴のみサービスを提供しているデイサービスもあります。
サービス内容が「入浴のみ」なので、施設への滞在時間が、半日または短時間での利用となります。

通常のデイサービスと比べ、滞在時間が短いので、デイサービスに長時間いるのが難しい方や、コミュニケーションが苦手な方におすすめです。

また、訪問介護が苦手な方や家に訪問入浴車両が入れないなど、事情があって在宅で入浴介護が受けられない方にも適したサービスです。

デイサービスで入浴するメリット・デメリット

デイサービスで入浴すると、自宅での入浴困難解消や、家族・介護者の負担軽減などのメリットが得られます。一方で、入浴が見送りになる可能性がある、感染症のリスクなどが考えられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

デイサービスで入浴するメリット

自宅での入浴困難解消

自宅での入浴が困難な理由は、入浴の設備が整っていない、老老介護のため入浴介助ができない、訪問介護に抵抗があるなど様々です。これらを解消できるのがデイサービスでの入浴となります。

家族、介護者の負担軽減

入浴介助は、体力が必要で腰を痛めるリスクが高く、介護者に負担がかかります。デイサービスの入浴を利用することで、介護者の負担は減らせるので上手に活用しましょう。さらに、プロの職員が残存機能を活用しながら、入浴介助をするので、利用者の身体に負担がかからないというメリットもあります。

デイサービスで入浴するデメリット

入浴が見送りになる可能性がある

バイタルの異常や日頃と様子が違う場合は、入浴が中止になる可能性があります。高齢者の入浴は、持病があり、体力が低下している方が多いのでリスクが伴うので、安全に入浴をするためです。

中止になった場合は、入浴が数日間できない場合があることを念頭に置きましょう。

感染症のリスク

デイサービスのお風呂は、不特定多数の人が利用し、さらに密室になりやすい空間なので、感染症のリスクが高まってしまいます。

新型コロナやインフルエンザの感染状況などで、施設によって入浴サービスを受けられない可能性があるので注意が必要です。感染症の対策は、それぞれのデイサービスで異なるので、一度確認をしておきましょう。

デイサービスで利用される入浴の種類

デイサービスでの入浴の種類は大きく分けると、個別浴槽と大浴場と機械浴の3つです。さらに機械浴は「チェアー浴」、「リフト浴」、「ストレッチャー浴」に分かれます。

それぞれの入浴の種類をご紹介します。

個別浴槽

個別浴槽とは、家庭用の浴槽を使った入浴方法です。浴槽が狭く、手足が伸ばせないので溺れるリスクが少ないのが特徴です。

個別浴槽は、自立度が高い方が使う印象ですが、手すりや福祉用具を上手に活用することで、介護度が高い方でも入浴できます。

大浴場

大浴場は、複数の方が同時に入浴できる大きい浴槽のことです。デイサービスの場合、自立度が高い方や多くの方が利用するため、大浴場タイプを導入している施設が多いです。

浴槽が広いので、開放感があり、温泉のようにゆっくりと入浴を楽しむことができます。

しかし、手足が伸ばせるので、高齢者は浮力に負けてしまい、溺れる可能性があります。大浴場は広さがリスクになる場合もあるので注意が必要です。

機械浴

機械浴は次の3つに種類が分かれます。

チェアー浴

専用の車いすに座った状態で入浴する方法です。浴槽部分が開閉するので、専用の車いすのまま浴槽に入り、ドアを閉めるとお湯がたまる仕組みです。浴槽をまたぐのは難しいが、座った状態が安定している方に適しています。

リフト浴

浴槽の出入りを専用の機械に乗り、入浴する方法です。機械は上下、左右に動くので、介護者と利用者ともに負担を軽減できます。

ストレッチャー浴

利用者が寝た状態で浴槽につかれる入浴方法です。専用のストレッチャーが上下へ動くので、その人に合った深さへ対応できます。

機械浴は介護者と利用者の負担を軽減でき、操作方法を誤らない限り安全な入浴方法です。

入浴の流れ

入浴の流れは施設によって違いはありますが、基本的には下記の通りです。

01. 体調チェック

高齢者の場合、体力が低下し、基礎疾患を持っている方が多いので、入浴はリスクが伴います。なので、体調面に変わりがないか確認することが必要です。

02. 脱衣し、浴室まで案内する

脱衣し、転倒がないように浴室まで見守りまたは介助しますが、このとき心配なのが脱衣所と浴室の温度差です。多くのデイサービスでは、ヒートショック対策に配慮しているので安心して入浴が可能です。

03. 洗身、洗髪をする

できることを介助すると、利用者の自立の妨げになってしまうので、できる部分は自分で洗って頂き、介助が必要な箇所に対して洗身、洗髪をします。

04. 入浴

いきなり、浴槽につかるのは身体の負担が大きいため、利用者の身体の一部にお湯をかけ、慣れてもらい入浴をします。

05. 必要なケアをする

軟膏の塗布や爪切りなど必要なケアを行います。
皮膚に疾患がある方、傷などの処置がある場合は、必要に応じて看護師が対応可能です。

06. 水分補給

高齢者の場合、もともとの水分量は少なく、さらに入浴後はたくさんの水分が失われます。脱水を起こすリスクが高くなるので水分補給をします。

まとめ

デイサービスの入浴について、目的や種類、利用方法などを解説しました。
入浴サービスを利用することで、ご利用者の方は身体を清潔に保てますし、リフレッシュにもなるでしょう。

また、デイサービスのスタッフが対応するので、ご家族の方にとっても介護負担を減らすことができ、空いた時間で用事を済ませたり、自分の時間を過ごすこともできるでしょう。

シェフズデイサービスでも、ご希望のご利用者さまには入浴サービスを展開しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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