ご利用者さまと一緒に昼食作り!調理レクについてご紹介!【今週のシェフズ・緑園】
- 川中 悦子
- 2022.09.20
シェフズデイサービス緑園の川中です。
今回は、緑園ならではのレクリエーションを紹介します。
調理レクとは?
緑園の事業所では、火・木・金・日の11:00〜12:30に、3グループ6名ずつに分かれて昼食作りを行なっています。
シェフズデイサービスでは、基本的に御膳にご飯、汁物、主菜・副菜2品・箸休めの6品を作ります。調理レクでは、ご飯、汁物以外の4品をご利用者さま主体で作っています。
事前に冷蔵庫と相談をして職員がメニューを決め、ご利用者さまには、野菜や肉を洗う、切る、焼く(炒める、煮る、揚げる)、盛り付ける、の4つの工程を行なっていただきます。職員は、見守り&アシスタントとして動きます。
調理レクを始めたきっかけ
調理レクを始めるまでは、午前中は、脳トレプリントを主に行なっていました。
18名の方々がおられると理解度も進み具合もさまざまで、苦手な方、出来ない方にとっては、とてもつまらない時間になってしまうことに頭を悩ませていました。
そこで当時のマネージャーから、調理やってみるのはどうかな?と提案していただき、調理レクを始めることにしたのです。
デイサービスを利用されている方々の多くは女性です。
長年、主婦として家庭を切り盛りしてきた大先輩方であり、まだまだ元気でできることも沢山あります。
でも実際のご家庭では、世代交代をしていたり(台所は娘さん、お嫁さんにお任せ)、独居でも少しの量しか作らない、買って済ましてしまう、などそれぞれの事情があります。
今までの経験を生かして、在宅での生活を少しでも長く続けていっていただきたい!できることができなくなってしまう前に、できることを続けてほしい!という思いで調理レクを始めてみることにしました。
ご自分のエプロンを持参していただき、マスクをして、バンダナを頭に巻いて、手にはグローブ姿も・・・今では当たり前の光景ですが、慣れるまでには時間を要しました。
初めは職員も不慣れ、利用者様も自宅とは違う料理手順で時間もかかっていましたが、今では積極的にあれこれ進めてくださるまでになっています。
まとめ
生きてこられた経験を活かしていただきたい!1日でも長く元気で過ごしていただきたい!という思いで調理イベントを始めて、2年ほどが経ちました。
私の個人的な感想にはなりますが、ご利用者さま方の活気も出てきましたし、お休みされる方も少なくなっている気がします。
調理を目的にしてきてくださる、新規の方々も増えています。
緑園ならではのレクリエーション、皆さまのエネルギーが溢れていますのでぜひ一度ご見学、ご試食にいらしてみてください。
お待ちしております!